<私の教育実践3>
 医療福祉現場での現任研修と演習の実際

岩田 泰夫

「既に社会福祉現場で働いている人々の実践力をどのように高めるか」をテーマに、
筆者の現任研修会の内容を中心にソーシャルワーク実践の枠組みを示し、
それに必要な技術習得の方法を提示することで、理論の実践化に導くよう展開されている。

ISBN978-4-7501-0379-2 C3036
A5判 344頁 定価3,150円(本体3,000円)


第1部 ソーシャルワーカーになっていく過程と課題

序 章 ソーシャルワーカーになっていく過程と課題 ―筆者の体験と発展―
 はじめに
 1.筆者のソーシャルワーカーとしての歩み
 2.卒業生のソーシャルワーカーとしての道筋 ―卒業生たちの課題と過程―
 3.ソーシャルワーカーの実践力を構成する4つの要素
 4.専門性を培うために役に立つ力
 おわりに

第1章 スーパービジョンとは
 はじめに
 1.自分で自分の実践をスーパービジョン
 2.スーパービジョンをめぐる定義
 3.スーパービジョンとは
 4.スーパービジョンの機能 ―スーパーバイジーに対する働き―
 5.スーパービジョンの種類と役割
 おわりに

第2章 ソーシャルワーカーの成長過程と課題
 はじめに
 1.専門性を備えたソーシャルワーカーになるための課題と過程
 2.Aさんのソーシャルワーカーになる過程
 3.ソーシャルワーカーになるための構成要素 ―大学での教育課程―
 4.ソーシャルワーカーの養成過程での課題と教育実践
 5.体験学習を進める課題と過程(循環)
 おわりに

第3章 現任研修の目的と必要性
 はじめに
 1.ソーシャルワーカーの専門性を高めていくためには
 2.現任研修の実際
 3.ソーシャルワーカーの現任研修の必要性
 4.精神保健福祉の「事情通」を脱して専門性を有した専門職になるには
 おわりに

第4章 3年目までの現場のソーシャルワーカーの学習の内容と課題
 はじめに
 1.クライエントに関する学習内容
 2.ソーシャルワーカーの援助力に関する学習内容
 おわりに

第5章 専門性を備えたソーシャルワーカーになるための実践上の課題の設定の方法
 はじめに
 1.ソーシャルワーカーの専門性を備える
 2.実践上の課題を具体的に実際的に狭く設定
 3.実践上の課題の設定の方法
 4.実践上の課題に対処する期間と記録の内容
 おわりに

第2部 事例検討と面接の技法

第6章 事例検討(会)の目的と方法
 はじめに
 1.事例の検討会の種類
 2.事例検討(会)の具体的な取り組み
 3.事例検討を有効にするための指針
 4.事例検討会の司会者および参加者の役割
 おわりに

第7章 事例検討会での事例の書き方
 はじめに
 1.事例提出者の姿勢
 2.事例の記述の内容
 3.事例の書き方の指針
 おわりに

第8章 面接の基本的な技法とその応用の方法
 はじめに
 1.面接の目的と特徴
 2.面接の技法の紹介
 3.翻訳辞書(辞典)の活用
 4.相談面接場面での面接技法の活用
 5.面接の技法の具体的な活用の方法
 6.面接の技法の学修の方法
 おわりに

第9章 SSTなどのグループ場面での面接技法の応用  はじめに
 1.SSTでの面接技法の活用
 2.グループ活動での面接技法の活用
 3.面接の留意点
 おわりに

第10章 相談面接の構造化の技法の実際
 はじめに
 1.援助の構成要素(6つのPと1F)
 2.相談面接の構造化の手順 ―その1(前半)―
 3.面接の構造化の手順 ―その2(後半)―
 5.いくつかのコメント
 おわりに

第11章 直面化(対決)の技法の実際
 はじめに
 1.直面化の技法をめぐっての日常の実践の振り返り
 2.直面化の技法に対する基本的な考え
 3.直面化の技法の目的と考え
 4.直面化の技法の活用の心得
 5.直面化の技法の具体例
 おわりに

第3部 現任研修を進めるためのゲームの実際

第12章 現任研修(会)でゲームを活用する内容と方法
    ―2つの褒めるゲームとそれを具体例として―
 はじめに
 1.ゲームを進める順番
 2.ゲームを進める方法
 3.褒めるゲーム
 4.自慢するゲーム
 5.もう一度,ポイントと留意点など
 6.「褒めるゲーム」を行ったメンバーたちの感想
 おわりに

第13章 自分を開いて、声を届けて、声を受け入れるゲーム
 はじめに
 1.「自分を開いて,声を届けて,声を受け入れる」ゲームの概要
 2.ゲームの目的 ―何を学ぶ?―
 3.ゲームのルール
 4.ゲームの実際
 5.実際のゲームの進行上での司会者(教師)の役割
 6.ゲームの終了後のメンバーの感想
 おわりに

第14章 焦点を定めて聴く面接の練習のゲーム
 はじめに
 1.焦点を定めて話す,聴く面接ゲーム
   ―「これは,Aさんの物語です」というゲーム―
 2.焦点を定めて話す,聴く面接ゲーム
    ―「私にも同じような体験があります」―
 3.両者のゲームのルールや注意点
 おわりに

第15章 褒めて褒められるゲーム ―ストレングスモデルの日常的実践―
 はじめに
 1.褒めて褒められるゲームの概要
 2.褒めて褒められるゲームの実際
 おわりに

第16章 外在化のゲーム
 はじめに
 1.外在化のゲーム ―その1:自己紹介―
 2.外在化のゲーム ―その2:幻聴さん―
 3.外在化のゲーム ―その3:幻聴さんへのお願い―
 4.外在化のゲーム ―その4:幻聴さんのゲームの応用―
 5.外在化のゲームの考え
 おわりに

第17章 面接での外在化のゲーム
 はじめに
 1.1対1の個人面接で用いられる4つの外在化のゲーム
 2.二人での面接における外在化の実際 ―その1―
 3.二人の面接における外在化の実際 ―その2―
 4.統合失調症の場合における配慮
 おわりに

第18章 自己を発見するゲーム ―ロールリバーサルの方法を中心に―
 はじめに
 1.自己発見法のゲーム
 2.ロールリバーサル(役割交換)の実際
 3.ロールリバーサルの実際(役割交換) ―その2:一人で演じるダブルの実際―
 おわりに(まとめ)

第19章 ペアズ
 はじめに
 1.プレイバックシアターでのペアズの概要
 2.ペアーズの実際
 3.ペアーズの活用
 おわりに

第20章 グループに入れ入れるゲーム ―仲間になる儀式―
 はじめに
 1.「グループに入れ入れるゲーム(仲間になる儀式)」の概要
 2.ゲームの実際の方法
 3.話し合い
 おわりに

第21章 アルコール依存症者などへの声かけゲーム(演劇)
 はじめに
 1.ゲーム(演劇)の目的
 2.「声かけ」ゲーム(演劇)の形式と実際
 3.統合失調症者に対する声かけ
 おわりに

第22章 境界線を体感するゲーム ―私のプライベートな空間を守る―  はじめに
 1.ゲームの概要
 2.ゲームの実際の方法
 3.「自分を守る」ゲーム
 おわりに

第23章 人生ゲーム
 はじめに
 1.人生ゲーム ―その1:私が物語る物語―
 2.人生ゲーム ―その2:私に出会うゲーム―
 3.「自分を守る」ゲーム
 おわりに

資料編
 資料1:グリーフワーク(自分が自分を癒すいとなみ)
 資料2:精神科治療面接の接近 ―幻聴に対する治療的接近―
 資料3:クライエントの実践 ―病気や障害とどう向き合うか―
 資料4:ソーシャルワーカーの実践
     ―保健所における精神障害などの人々とのソーシャルワーク実践―