児童福祉の地域ネットワーク

牧里毎治・山野則子 編著

子どもをめぐる問題が複雑・多様化している現在、児童福祉と地域福祉をつないだ視点から現代の社会福祉をめぐる課題に迫っている。

ISBN978-4-7501-0355-6 C3036
A5判 272頁 定価 2,100円(本体2,000円) 2009年


第1章 児童福祉地域ネットワーク総論
 1.子どもをめぐる現状
 2.親の現状
 3.各現場で起きているさまざまなズレ
 4.打開の鍵
 5.ネットワークとは

第2章 当事者であるお母さんたちのインフォーマルなネットワーク
    ―子育てサークルなど,当事者のネットワークの経緯と今後のあるべき方向性―
 1.子育て当事者としての母親の現状
 2.「子育てサークル」とそのきっかけ
 3.子育てサークルの効果
 4.行政や専門職からの子育てサークル支援
 5.子育てサークルから「子育てネットワーク」へ
 6.子育てサークルの限界と今後の課題

第3章 保育園・ひろば・地域子育て支援センターなどの子育て支援ネットワーク
 1.はじめに ―地域子育て支援への要請と家族の変化
 2.地域の子育て支援拠点の成立経過と機能
 3.子育て拠点施設を核としたネットワーク形成に向けて
 4.まとめにかえて ―子育て拠点施設の今後の課題―

第4章 児童館で展開される子育てネットワーク ―その理論と実践―
 1.子育て支援と児童館
 2.全国の児童館の実態
 3.児童館の機能
 4.児童館の種別とネットワーク機能
 5.子育ての当事者ネットワークづくりの実践
 6.子育て支援者のネットワーク実践
 7.児童館ネットワーク力とその可能性

第5章 学校現場を中心に見たネットワーク ―学校の閉鎖性とネットワークの可能性―
 1.学校における問題の概観
 2.開かれた学校づくり
 3.学校支援ボランティア
 4.教育コミュニティ
 5.スクールソーシャルワーク活動
 6.学校現場を中心とするネットワークの可能性

第6章 社会教育:公民館活動からみたネットワーク
    ―古い歴史がある社会教育分野でのネットワークと現状―
 1.貝塚市の公民館活動
 2.公民館における保育つき講座の取り組み
 3.貝塚市子育てネットワークの会
 4.公民館が行ってきた「支援」
 5.学齢期のネットワークとプレイパーク実践
 6.地域の子育てネットワークを求めて
 7.最後に

第7章 社会福祉協議会・児童委員・主任児童委員からのネットワーク
 1.市区町村社協の役割
 2.児童委員・主任児童委員の役割
 3.市区町村社協のかかわる子育て支援活動の意義と実際
 4.児童委員・主任児童委員がかかわる子育て支援活動の意義と実際
 5.地域子育て支援活動の取り組みから見えるネットワークの課題
   ―地域での支援活動を支える立場から―

第8章 市町村における子ども専門機関のネットワーク
 1.専門機関のネットワークに関する動き
 2.児童虐待防止ネットワークの始まり
 3.市町村に向いた法改正等の動き
 4.市町村児童虐待防止ネットワークの困難性
 5.要保護児童対策地域協議会の課題
 6.先進地の例
 7.今後の期待

第9章 措置者である児童相談所と措置される児童福祉施設
 1.児童相談所,児童福祉施設について
 2.児童福祉法,児童福祉施設最低基準、児童相談所運営指針による児童相談所と施設との連携
 3.日頃の研修や共同事業への取り組みを通しての連携
 4.さまざまな連携について
 5.まとめ

第10章 里親における地域ネットワーク
 1.社会的養護における里親制度と里親を支えるネットワークの必要性
 2.もう一つの里親の形態 ―里親ファミリーホーム―
 3.里親同士の支え合い
 4.児童相談所―里親 ―児童福祉施設のかかわり
 5.地域とのつながり
 6.里親支援機関の創設に向けて
 7.おわりに

第11章 子どもをめぐる福祉ネットワークと地域福祉の展望
 1.はじめに
 2.子どもにとって福祉コミュニティとは
 3.福祉コミュニティの概念
 4.多義的なネットワーク
 5.サポート・ネットワーク
 6.サポート・ネットワークの問題解決力
 7.ネットワーク組織化のポイント
 8.コミュニティソーシャルワーク